老眼 視力低下 回復

加齢黄斑変性の原因と治療法

網膜のほぼ中高に位置する黄斑部には、視細胞が密集しており、物を見るうえで欠かせない役割を担っています。
黄斑変性とは、何らかの原因で、黄斑部の細胞が変性し、視力が低下していく病気です。

 

原因の多くは加齢です。
60歳代、70歳代になると、殆どの人の黄斑部が変化しています。

 

加齢性黄斑変性には、滲出型と委縮型の2つのタイプがあります。
滲出型は、滲出成分が黄斑部にしみ出し、ものが歪んで見えます
萎縮型は、網膜組織上皮細胞が萎縮していき、中心部が少しずつ見えにくくなります
どちらも痛みを感じることはなく、片目ずつ発症するため、なかなか発症したことに気づきにくく、気づいた時にはすでに進行していたというケースが多いようです。

 

診断には視力検査と眼底検査を行います。

 

進行具合により、早期であればレーザー治療を行います。
点眼薬で点眼麻酔をした後、眼に特殊なレンズを当ててレーザーを照射しますので、痛みもなく、とても安全な治療法です。
手術による治療も多く行われていますが、2週間ほどの入院が必要になってきます。

 

 

iPS細胞での治療

2017年2月、理化学研究所は加齢性黄斑変性患者に他人のiPS細胞から作製した網膜細胞を移植する臨床研究を、今後2年間かけて患者5人に行うと発表しました。

 

今までは、患者自身のiPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞移植を成功させていますが、患者自身のiPS細胞を作るとなると長い時間と高い費用が掛かってしまいます。
しかし、他人のiPS細胞の移植が成功した場合、費用は5分の1以下、移植までの準備期間も約10分の1に抑えられる見込みだそうです。

 

まだまだ臨床研究の段階ですが、ゆくゆくは加齢黄斑変性の治療に大きな変化をもたらしてくれることと思います。

 

それまでは、サプリなどで目のケアと眼病予防をしていきましょう!

 

ルテインと加齢黄斑変性症

高齢者の失明原因のひとつに加齢黄斑変性症という病気があります。
黄斑は、網膜の中に存在し、視力に最も影響を及ぼす部分であり、色の識別をするための網膜色素上皮細胞のほとんどが黄斑にあります。
この網膜色素上皮細胞の老化現象によって起こる病気であるため、高齢者に多く発症します。

 

主な症状は視力低下、物が歪んで見えるなどです。
また、視野の中心が見えにくくなるため、最も見ようとするものが見えにくくなることから、病気に気づくことが多いようです。

 

この病気は、女性よりも男性に発症しやすく、はっきりとした原因は分かりませんが、喫煙や栄養状態、ブルーライト、遺伝などの影響が指摘されています。
また日本人に比べ、光の刺激に弱い欧米人に多い病気でしたが、パソコンやテレビの普及により、光の刺激を受ける機会が多くなったため、近年日本でも発症率が増加しています。
治療で進行は防げますので、症状を見逃さないことが重要です。
早期発見早期治療のためにも普段から、片目をふさいで見え方に違いがないか確認しましょう。

 

そんな加齢黄斑変性症の大きな原因の一つが目の中の黄斑部のルテインの減少が加齢や強い光により減ってしまうためです。
ですから、ルテインを摂取するだけこの病気は予防できます。